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No.13 大室山~城ヶ崎海岸/2010年2月7日
【 交通ルート 】

自宅 [ 茨城県南 ] → 常磐道・那珂IC → 国道118号 → 袋田駅 → 袋田第二駐車場

【 山行ルート 】

袋田第二駐車場 → 露店で軽食 → 第一観爆台 → 第ニ観爆台 → 登山道 → 山頂付近 →
月居山神社 → 下山 → 露天で軽食 → 月居温泉・滝見の湯 → 帰宅

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昨日は、ひとりで 伊豆方面 へ行ってきました。

登る予定の山は、石川さゆりの「天城越え」でも有名な、天城山

 
 

天城山は、静岡県の伊豆半島の中央部に峰を連ねる火山性の連山の総称で、最高峰は万三郎岳の1406m。日本百名山の一つで、天城連山と表記されることもあります。

午前4時半に起床。5時に家をでます。首都高を抜け、東名高速を通り、箱根口で降ります。その後、箱根新道を通って、山の上を走る伊豆スカイラインをドライブ~♪



富士山が間近に見えています!



魔女の宅急便にでてきそうな景色です♪



伊豆スカイラインの途中にあった滝知山からパシャリ。太平洋が一望できてとても眺めの良いきれいなところでした。箱根の山間部は、ところどころ、雪でアスファルトが凍結したりしていたので、スタッドレスタイヤを装備していない僕はビクビクでした。これから、箱根の山よりも高い山に行くというのに、天城高原は大丈夫なんだろうかと頭に不安がよぎりました。



伊豆スカイラインを抜けると、すぐそこは天城高原。箱根よりも積雪量が多いけど、アスファルトは乾いている。これなら登山口まで行けるかなと思った矢先、天城高原ゴルフコースへ入る道から急に道幅が狭くなり、登り坂が横幅イッパイに凍結している…。

むむぅ、万事休すか…たとえ坂を上れたとしても下るときが危ない。スタッドレスもない車で突進する勇気はなかったのでやむなくUターン…。

さて、山に登る以外の予定をまったくたててこなかった僕は途方に暮れてしまいました。このまま交通費だけ使って帰るのもなんだし、とりあえず、海方面へ行って遊ぼうかなと車を走らせていたところに、さくらの里という公園で大室山(おおむろやま)という山を見つけました。

大室山は、山肌・山野草等保護のために登山は禁止されていますが、とてもキレイな山だったのでリフトに乗って頂上まで行ってみることにしました。往復420円。安いですね♪



山頂は、すり鉢のように窪んでいて深さ70m、直径300m、周囲1,000mの大きな噴火口があり、稜線はお鉢めぐりできるようになっています。普通に歩けば1周約20分程度ですが、キレイな海と山々を堪能しながら歩いていたら、とても20分では周りきれません!



当日は、もともと風が強い日だったので、山頂に行くと体が吹き飛ばされそうなぐらいに、ものすごい強風が吹き荒れていました。歩こうとしても先に進めないぐらい強風なのです。こんなところでテントを立てた日にはテントごと吹き飛ばされるのも用意に想像できるなと思いました。



カメラを構える手と体が風でプルプルと震え、シャッターを切るのが大変でした。風は冷たく、手袋なしではそこにはいられません。僕は、手袋をして、アウターを2枚着込み、ニット帽をかぶり、マフラーを巻き、フードを2枚かぶって、万全の体制で頂上へ行きました。傍から見れば、それはさながら変質者のような格好だったと思われますが、そのおかげで寒さはほとんど感じませんでした。



快晴だったので山頂からは、伊豆大島利島式根島神津島が見えていました。少し距離的に遠い三宅島は残念ながら見えませんでした。以下写真は、伊豆大島です。



利島、式根島も見えています。



街がおもちゃ箱のよう。



お地蔵さんは風に吹かれても微動だにしていませんでした。さすがです。



太平洋側はうっとりするほど美しい眺めです。



大室山をどんどん上に登って行きます。



振り返ると、雪で登れずに引き返してきた天城連山が見えています。今年中には登りたいです!



天城連山の山頂付近には、雪が残っています。



大室山の山頂は、風が強く、前傾姿勢を取らないと歩きづらい状況でした。軽装で着てた観光客は、あまりの寒さに山頂を1周せずに帰ってしまうひとが多かったようです。



カップルで訪れている方が多かったように思いました。



まぶしいけどキレイ♪



海がきれい♪



富士山も見えています。



いやはや、ほんとにキレイなところでした。是非ともカップルで訪れてみてください。

大室山を楽しんだ後は、お土産を買って、天城山頂で食べる予定だった手作り弁当を食べ、時間を見るとまだ午後12時。

さて、この余った時間をどうやって潰そうとカーナビで検索していたところ、伊豆海洋公園というのを見つけ、景色が良さそうなので行ってみることにしました。

大室山から車を走らせること15分ぐらい。伊豆海洋公園に着きました。伊豆海洋公園は、入園料が500円。ピクニックコースが用意されていたので、迷わずピクニックコースを選びました。その他にも、お花もたくさん咲いていました。河津桜もありました。

城ヶ崎海岸に到着しました。



海沿いでは釣りを楽しむひとの姿も。



伊豆大島を眺める女性。



門脇灯台を目指します。



木々の合間から海岸沿いが見えました。透き通ったキレイな水でした。



20分~30分ほどのピクニックコースの最終地点には、名物となっている吊り橋がかけられていました。



観光客も多く、岩場でロッククライミングを楽しむ人たちもいました。



門脇灯台に到着。今度は、灯台から大室山が見えていました。



その後、舗装された園内を通って楽して戻ろうかと思いましたが、今日はまったく運動していないので、再びピクニックコースを歩いて戻ることにしました。

ゴール地点で、静岡みかんソフトというアイスクリームを食べて、かんぽの宿という温泉で汗を流し、帰路に着きました。かんぽの宿は、全国各地にあり、入浴設備がしっかり整っていて日帰り入浴には最適だと思いました。場所によって違うかもしれませんが、料金も500円と安い!オススメです。

帰路は伊豆スカイラインを通らずに、海岸沿いに熱海ビーチラインを通って帰ってきましたが、初めて見た熱海の都会化ぶりにちょっと引きました。ホテルばかりが立ち並び、自然を感じられる余地すらない。むー、「熱海って微妙だな」、と思いました。

太平洋には、小さな島の初島が見えていました。初島にも、高級ホテルのエクシブがどーんと構えている。遠くからでもはっきりと見えるほど大きなホテルです。



天城山に登るつもりが、普通に伊豆を観光してしまいましたが、とても充実した1日になりました。大室山は、ほんとにキレイなところだったので近くにお住まいの方は是非行ってみてください。

それでは、ばいちゃ。

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