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No.01 神津島・天上山/2009年5月4日~5日
【 交通ルート 】

自宅 [ 茨城県南 ] → 竹芝桟橋 → さるびあ丸ー → 神津島 → レンタカーで登山口

【 山行ルート 】

天上島白島登山口 → 山頂→ 表砂漠 → 千代池 → 下山

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5月4日~5日のゴールデンウィークを利用して、に東京・神津島(こうづしま)に行ってきました。

そして、その島の中央にそびえたつ天上山(てんじょうさん)へと登ってきました。この天上山に登ったことが、僕が登山を始める直接的なきっかけとなりました。

 
 

神津島は、伊豆七島のほぼ中央に位置し、大型客船「さるびあ丸」だと東京の竹芝桟橋を出発して、大島→利島→新島→式根島→神津島の順で10時間半で到着します。

島名の由来は、伊豆諸島の水分け会議を開くため、島の神々が集まったことから「神津島」という名がついたそうです。

船の出発は、夜23時。浜松町に着き、時間が余っていたので東京タワーまで散歩をしにいきます。その途中でみかけた熊野神社。



わかなちゃんは、蓼科へと家族旅行。仕方なく、単独旅行となった僕は、なんとなくモノクロームな気分。賑やかな街の灯りも灰色に見えていました。



竹芝桟橋に到着。予約していたチケットを引き換え、搭乗手続きを済ませます。

まもなくすると、出航案内のアナウンスが流れ、僕はサルビア丸へと乗り込みます。席は、洋室の2等席。洋室の席は、リクライニングシートなので、ゆったりと寝ることができません。

ゴールデンウィークは、和室席がすぐに予約でいっぱいになってしまい、早めに予約しておかないとチケットが取れないのです。

僕は少し疲れていたので、席に着くやいなや、すぐに眠りにつきました。起きたのは朝5時半。朝陽を撮りにいくためにデッキへとむかいます。船は太陽の光で赤く染められていました。



曇りがちな天候でしたが、空は透き通っていたので今日は晴れるような予感がしていました。



9時ごろ、もうまもなく神津島へ到着します。外はもうすっかり明るくなっています。



神津島港
に到着。港からは、すでに天上山が見えています。



港に着くと、前もって予約していた民宿の方がお出迎えにきてくれていました。まず先に民宿へと向かい、荷物を降ろしてから観光へと向かいます。

今日、泊まることになる部屋です。



荷物を整理して、レンタカーが来るのを待って民宿を出発します。まず最初にでかけたのは、前浜海岸でした。手前を歩いてる夫婦に、どこからきたのか訪ねられました。彼らは、神津島に来る前に伊豆大島に寄ってきたそうですが、神津島の海のほうが全然きれいだと感動していました。



確かに、神津島の海はエメラルド色をしており、沖縄とかあっち系の南国にきたような気分に浸れます。



浜辺では、家族連れの観光客が休日を楽しんでいます。



うっとりするぐらいの美しさでした。



そろそろ時間もないので、前浜海岸をあとにして天上山へと向かいます。レンタカーで坂道を登っていき、10分ぐらい走ったところで白島登山道を発見しました。詳細地図を持っていないので、ほんとにここで良いのかどうか迷いましたが、この頃の僕は山の怖さなんて知る由もなく、なんとかなるだろうぐらいに無鉄砲に前に進むことしか考えていませんでした。

天上山・白島登山道、入り口
序盤は階段を登っていきます。

20~30分歩くと、ようやく展望が開けてきます。キモチイー!



トレッキングしているひともたくさんいました。



まもなく山頂です!すばらしい眺めです。先ほどいた前浜海岸がここから見えます。



そして、ついに山頂に到着!標高わずか574mながら、その景観は日本アルプスクラスというのも十分にうなづけます!山頂にたどり着くまでの間、水もなにも持たずに登り始めた僕は、下の写真左に写っているカップルに水を分けていただき、一気に体力が回復しました。どうもありがとう~♪



山頂で少し休憩した後、表砂漠に向かって歩き始めます。



ゴツゴツとした岩がたくさんあります。表砂漠には、テーブルがおいてあるので休憩することができます。



表砂漠からさらに裏砂漠を求めて、先へと進みます。が、山の地図も持たずに天上山に入山したので、もはや自分が山のどこらへんにいるかもよくわかっていませんでした。ただひたすらに、前を歩く人たちの後をついていきました。

しばらく歩くと、千代池という池を発見しました。池の水は透きとおっていました。



もうだいぶ、歩いてきたような気がします。この辺りで通りがかりの観光客に、このまま前に進んでいって白島登山口に帰れるかどうか尋ねたところ、Uターンしないとムリだと告げられ、しかたなしに今来た道を戻ることにしました。



ところが、戻る際に何度も道に迷い、同じところをいったりきたりして精神的にかなり焦りがでてきました。

午後15時を回り、急に人の気配もなくなってきて道を聞こうにも人がいない・・・。30分ぐらい右往左往しただろうか。ようやく見覚えのある道にでて、ほっと一安心。とはいえ、まだ天上山の山頂に戻ってきただけ。ここからさらに下山しなければならないと考えたら、気が遠くなる思いでした。



山頂から約40分ほどで下山。足ガクガク、体もヘトヘトの状態でした。午後16時でした。このまま民宿に戻るべきか否かを悩みましたが、貧乏性の僕は、せっかくここまで来たんだからいろいろ観光しないと損しちゃう!と思い、赤崎遊歩道へと向かいます。

その途中で長浜海岸に立ち寄ります。



夏の海らしい光景です。



赤崎遊歩道に到着。遊歩道は、2000年の群発地震による落石の影響で一部、壊れたままになっていたらしく、ちょうど僕が行った頃に復旧工事が終了したばかりだということを、後に放送されたテレビ東京の「チャンピオンズ」という番組を観て知りました。運が良かったみたいです☆



陽も沈みかけてきました。



赤崎遊歩道は、全長500m にも及びます。



日も沈みかけてきたので、レンタカーを返しに行きました。ほんとは、次の日もレンタカーを借りる予定でいましたが、どうせ午前中には船が出航してしまうのであまり使う機会はないだろうと思って返してきました。レンタカー代も高かったし…。

また、前浜海岸に戻ってきました。朝にこの浜辺に訪れたことが遠い昔のことのように感じられました。



前浜海岸には、水配り像が建っています。伊豆諸島の神様たちがこの島に集まり、それぞれの島に水を配分する会議を開いたという神話に由来して、神津島村が建てたモニュメントだそうです。



民宿に戻る前に、夕日を待ちました。



雲が広がっていきます。


キレイな夕日が見れたところで、民宿に戻ってお風呂に入り、すっきりしてからご飯を食べました。ひとりで食べる食事は少し寂しかったけど、朝からほとんどなにも食べていないのでとてもおいしく感じられました。この民宿は、2人から宿泊がOKなところを、ひとりで泊まらせてもらえることになったので、ご飯が2人分はいっていました。さすがに全部食べられなかったので残してしまいました。



朝ごはんです。ずいぶん、手抜きだなぁと思ったのは僕だけだろうか。
まぁ、民宿だし、こんなものなのかな。



外は雨が降っていました。民宿の方が港まで送って行ってくれるのかなぁと思いましたが、どうもそういう空気ではなかったようなので、送迎を遠慮させてもらって、ひとりで歩いていきました。



前浜海岸には、天草が干してありました。



ほんとは2つの島に行く予定でしたが、2日目は雨と風の天候になってしまい、とても写真を撮りたいと思える状況ではなかったので1日早く切り上げて帰ることにしました。



雨が降ってしまって残念だったけど、伊豆七島は近くていつでも行けるので、またの機会に他の島にも訪れてみたいなっ。サーファーの方もどことなく、寂しげな雰囲気を漂わせていました。



帰りの船は指定席のチケットが取れず、船内で雑魚寝でした。わかなちゃんから借りていった東野圭吾の「変身」を読みながら暇をつぶしました。

今回の旅で、僕は「変身」できたのでしょうか。この旅がきっかけで、登山という趣味を見つけることができたのだから、きっと変身できたのでしょう。

島は本土に比べれば全てにおいて規模が小さいので、「1日いればお腹いっぱい…」な気分になるのですが、それでも陸続きの土地では味わえない独特の雰囲気に浸かれるのは島ならでは魅力。

歩くのが遅い、食べるのが遅い、しゃべるのが遅い、野心に乏しい自分と、島のゆったりとした時間は、波長がぴったり合っているんじゃないかと常々思うのです。

浜松町へと帰ってきました。

これから登山にハマルことになる第一歩を、僕は踏み出したわけです。

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