No.07 野反湖~弁天山~八海山~魚沼スカイライン/2009年10月10日~11日 |
2009年山行記一覧に戻る 2連休を使って、群馬と新潟に行ってきました。 初日は、去年からずっと行ってみたいと思っていた群馬の野反湖。野尻湖ではないので注意してください(笑)。人造湖なのに、予想に反して素晴らしいところだったのでとても感動しました。 まず、早朝3時起床。4時出発。関越を通って渋川伊香保インターで降り、暮坂峠~白砂渓谷を通って山道を車で登っていきます。朝日が強く照っていました。 もうじき紅葉の季節ということもあり、色彩を帯び始めている頃でした。
下調べ通り、暮坂峠と白砂渓谷の紅葉はまだ見頃を迎えてはいませんでした。あと1週間後には見頃になるでしょう。下右写真で、わかなちゃんが手を振っています♪
白砂渓谷が紅葉したらきっと綺麗だろうと思います。天候も次第に曇りがちになってきました。山の天気は変わりやすいです。 暮坂峠では、熊ちゃんのぬいぐるみが置いてありました。暮坂峠は、群馬県吾妻(あがつま)郡中之条(なかのじょう)町にある峠のことで、標高1086メートルあります。暮坂峠の道は、現在は日本ロマンチック街道の一部となっており、その頂上にはここを歩いた詩人、若山牧水(ぼくすい)の詩碑が建てられています。 どんぐりが落ちていました。どんぐりなんて久しぶりに見た気がします。
白砂渓谷を北上し、野反湖の野反峠に到着。すると、いままで曇りがちだった天気がうそのように快晴に!!なんてグッドタイミングっ! テンションがあがり、写真を少しだけ撮ってから売店の休憩所で休憩していたら一気に曇りに!!なんということだー。雨まで降ってきた!!うぅ・・・悲しい。とおもっていたところに、湖に虹がかかってキターーーー!!!!! もうそれは夢の国のようでした。 その後、湖の反対側にある「舞茸うどん」で有名な野反湖展望台へと向かいます。気温はどんどん下がり、4.6度。風はかなり強く、吹き飛ばされそうな勢い。おまけに雨までパラパラと降ってきて…。一般的に、風速が1メートル強くなるたびに、体感温度は1度下がるといわれています。もしかしたら、体感温度は零下だったんじゃないかと思うほど。ものすごい寒さの中、急いで売店に入り、舞茸うどんを注文…。 食べてびっくり。舞茸うどんをなめてました。 舞茸うどんなんて珍しくもなんともないし、まったく期待していなかったのですが、めちゃめちゃうまい!!舞茸にしょうゆの味がたっぷりと染み込んでいるし、外の気温が寒すぎたのもあって余計においしく感じられました。ちなみに、うどんは普通でした。体が一気に温かくなってポカポカになりました♪
再び、野反峠に戻って弁天山に登り始めます。 登り始めるや否や、ガスがかかりはじめ、雨も降り始めてきました。僕とわかなちゃんは、持参してきたレインウェアに着替えて、いざ出発進行~♪ わかなちゃんと山に登るときはいつも天候が悪いというジンクスが・・・。 登っていくうちに体は徐々に温まり、寒さが次第に和らいでいきました。ようやく山頂に着いたと思ったら、そこには石像が一体、置いてあるのみで特になにもなし(笑)。弁天山というだけに、もしやこれが弁天さん!?
山頂に近づくにつれて、紅葉している木もちらほらとありました。 次の山には向かわずに、写真をチャッチャと撮ってから下山。雨足がさらに強くなり、遠くがぼんやりとした風景になってきました。快晴の野反湖も良いけど、こういった雰囲気の野反湖も幻想的でとても素敵でした。 下山後、野反峠の休憩所でココアを飲んでホッと一息♪ あー極楽極楽☆ それにしても、寒かったぁ…。 弁天山に登った後は、途中の暮坂峠で仮眠してから山を降ります。下界に降りてくると今までの悪天候はなんだったと思うぐらいの真っ青な快晴でした。 せっかくの2連休だし、このまま家に帰るのはもったいないということで、当初の予定になかった新潟へ向かうことに。紅葉が見頃を迎えつつある谷川岳に行くか、湯沢に行くか、日本海を見に行くか、宇都宮に餃子を食べにいくか悩んだあげく、最終的には新潟の八海山に行くことに決定♪ 高速道路の道中、谷川岳パーキングエリアに立ち寄るも、あまりのしょぼさにちょっとガックリ。約2時間ほどで新潟の六日町インターに到着。食事をして、適当に宿を探し、初日は終了。 野反湖はほんとにきれいなところだったのでオススメです。気象条件が変わりやすい場所なので、できるだけ午前中の早い時間帯に訪れたほうが良いと思います。 今度はゆっくりと湖周辺や近辺の山々をトレッキングしてみたいです。ちなみに、野反湖周辺の山の中では熊笹が多く、熊が出現することもあるので注意が必要です。 次の日は、朝7時半に起床。体力は全快!朝8時半に宿を出発し、9時半頃に八海山のロープウェー乗り場へと向かいます。六日町はすごく田舎な場所で、どこを切り取っても絵になります。日本の原風景がまだこんなに残っていることに感動を覚えました。 八海山ロープウェイに到着すると、一気にウィーンと山頂付近まで登って行きます。そこから山頂まで歩いた場合は、約2時間以上かかるそうです。 興味本位で少しだけ登りましたが、前日は雨だったようで登山道はとてもぬかるんでいました。登る予定はなかったのでトレッキングポールは車の中に置いてきちゃったし、無理をする必要もないと判断し、展望台あたりでゆったりと楽しみました。 八海山はとてもキレイな山だったのでいつか登ってみたいです。八海山は、大河ドラマの「天地人」の撮影地でもあるそうです。妻夫木聡のサインもおいてありました。 僕も天下をとるつもりで、天地人ごっこをしてみました(笑)。 いやはや、ずっとここにいたいと思わせてくれるぐらいに美しい眺め。時間が経つのを忘れさせてくれます。。 その後、売店でアイスを食べた後、ロープウェイで八海山を降ります。 今度は、下の売店でおにぎりとキノコ汁を注文します。そこで食べた魚沼産のおにぎりのなんとうまいこと・・・!!味付けもされていないおにぎりのおいしさに感動したのは初めてでした。キノコ汁もすごく美味しくて、おかわりしちゃいました。 八海山の紅葉はまだ山頂付近のみで、全体的に見て紅葉しているとは言い難かったのですが、おにぎりとキノコ汁がおいしかったのでそれだけで大満足でした。ススキの穂が黄金色に変わりつつありました。 家に帰る途中、どうせ通り道なので魚沼スカイラインを走ってきました。ススキできらきらと光る山道をグングンと登っていくのが気持ちがよかったです。下の写真は、魚沼スカイラインからの眺望です。 山が多い景色はとても癒されます。 今回はいつものようにせかせかした日帰り旅行ではなかったので、ゆったりとくつろぎながら楽しむことができました。新潟は360度、どこを見渡しても山・山・山のパノラマ絶景!千葉・茨城がいかになにもないところなのかを思い知らされました。こんなキレイなところで作られた魚沼産コシヒカリがおいしくないはずがありません。 帰路の高速道路、一直線に続くススキの穂が太陽に照らされて輝いていました。どこまでも続いていて欲しいと思いました。機会があれば何度でも新潟に足を運んでみたいです。 とても癒された2日間でした。 おしまい。 |