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No.12 袋田の滝~月居山/2010年2月20日
【 交通ルート 】

自宅 [ 茨城県南 ] → 常磐道・那珂IC → 国道118号 → 袋田駅 → 袋田第二駐車場

【 山行ルート 】

袋田第二駐車場 → 露店で軽食 → 第一観爆台 → 第ニ観爆台 → 登山道 → 山頂付近 →
月居山神社 → 下山 → 露天で軽食 → 月居温泉・滝見の湯 → 帰宅

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土曜日は、茨城県にある、袋田の滝月居山(つきおれさん)へと行ってきました。

山行メンバーは、僕とわかなちゃんの2人。
袋田の滝は、久慈郡大子町にある滝で、華厳滝、那智滝とともに日本三大名瀑のひとつとして数えられています。

 
 

今回は、凍結した袋田の滝を見に行くのと、滝からつながる月居山ハイキングが目的で行ってきました。

4時20分起床。5時出発…の予定でしたが、わかなちゃんが起こしてもなかなか起きない。ゆさゆさ揺するが、朝が苦手なわかなちゃんは起きる気配すらない。ようやく起きたのは5時40分頃。

20分で用意させ、6時に出発♪
外はもう明るい…ただでさえ眠いのに外が明るいと余計に運転する気が失せてきます(笑)。

常磐道を通って那珂インターで降り、そこから40km の道のりを走っていきます。隣にいるわかなちゃんは出発後、30分ほどで寝てしまいました。いつものことだけど、こうなってしまうと現地に到着するまでは起きない(笑)。
大子町に入り、目的地に到着する前に袋田駅に到着。駅の近くに駐車場はなさそうだったので、予定していた袋田第二駐車場へと向かいました。わかなちゃんはまだ起きない。

袋田駅
袋田駅内


途中、久慈川が見える橋を渡りました。川が透き通っていて綺麗。



案の定、目的地の袋田の滝駐車場に着いても、わかなちゃんはまだグースカ寝ているのでたたき起こしました(笑)。現地は、午前9時。マイナス2度。霜が降り、草木は凍っている。外はひんやりと寒い。



まずは、駐車場で準備運動。夏の富士山頂はマイナス0℃近くにまで達するので、富士登山の練習の意味もこめて富士山に登るときと同じ格好で登山をスタートしました。

舗装された道路を1.4Km ほど歩きます。袋田の滝周辺まで来ると露店が出始め、その途中で「串団子」と「そば団子」を食べました。団子にのったゆず味噌のたれがすごく美味しかったです。





先に進むと、観爆台の入り口に到着。料金を払い、トンネルの中をくぐって滝を見に行きます。
滝自体は、さしたる驚きも感動もなく、こんなもんかなという感じ。もともと、滝にはそれほど興味がなく、写真の被写体としての滝には魅力を感じていないのである。以下写真は、第一観爆台から。プロの写真でも、よくこのアングルからの写真をたまに見かけます。


もう少し登ったところからの滝の全景。葉が枯れているので見晴らしは良いが、色彩がないので寂しい感じ。



エレベーターに乗って第2観爆台からの滝を見た後、第1観爆台にあるつり橋を渡って、月居山ハイキングへと向かいます♪

まず最初に目指すは、生瀬の滝。生瀬の滝に行くには、約300m の長い長い急階段を登っていきます。わかなちゃんと、じゃんけんをして、勝ったほうがチヨコレート、ぐりこのおまけ、パイナツプルと進み、ゲームをしながら登っていきます。わかなちゃんは、見ていないところでズルをしていたので、僕もわかなちゃんが進んでいる最中にコソコソ~っと前に進んでズルをしていました(笑)。

どんどん上に行くにつれ、雪がちらほらと見え始めてきました。雪ならまだ歩けるのですが、階段がすっかり凍りついて歩きづらいところも何箇所かありました。道が階段で整備されているとはいえ、ちょっと油断すると滑落の危険があるような場所でした。足の裏にアイゼンをつけている人もいたぐらいです。

凍りついた階段
林道には雪が残っている


僕らは、ここでストックを2本取り出し、ストックの先端のゴムをはずし、地面の氷にストックの先を刺すようにして体を支えながら登っていきました。いつものごとく、軽装で登っているカップルなどもいて、非常に危なっかしそうに登っていました。滑る氷の上をロングブーツで登っていくなんて自殺行為としか思えないのだが… 特に下る時は危険きわまりありません。

駐車場を出発してから2時間後ぐらいの11時半に、道中の途中で昼ごはんを食べました。



昼ごはんを食べながら通り過ぎる人たちを眺めていると、なんと外国人ばかり。日本人が登るよりも圧倒的に外国人の方が多い。

「こんにちわ~」と言うと、

「コンニチワ~」と皆、返してくれます。ベトナム人のカップルもいて、少しお話しましたが、まるで言葉が通じず、

「チャイナ?タイワン?」と聞くと、

「ノーチャイナ。ノータイワン」の返答。

「Where from?」と聞くと「ベトナム」と聞こえたのでたぶん、ベトナム人だったのでしょう こちら同様、向こうもあまり英語がわからなかったみたいなので、どうにもこうにも話が進まず、ジェスチャーで身振りで伝えたりなんかしてウケました♪ こういうとき、スマイルって大切なんだなと思いました☆

感心できる外国人ばかりではなく、休憩の最中に、林道にゴミを落して散らかしているグループも見かけました。彼らがその場所を去るときにそのゴミを持ち帰ったのかどうかは知りませんが、自然のためにも彼らが持ち帰ったことを願いたいものだ。



山頂が近づくにつれ、雪や氷は次第になくなり、見晴らしもよくなってきます。日当たりが良いので雪が解けやすくなっているのでしょう。



そして、最後の急階段を登るといよいよ山頂へ!

山頂に登って写真を撮ろうと思ったら、山頂の標識がない。あれ…ここは山頂じゃないのかなと思ったけど、どうみてもここより高いところは見あたらなそうだったので、その場所を勝手に山頂と決めつけて、記念撮影♪



あとはもう下るだけ。下る途中に神社があり、そこから見た景色が展望が開けていてきれいでした。



さらに、山を下っていくと以下のような看板が…あれ?さっき山頂だと思ったところは山頂ではなかったのかな わかなちゃんは、「ここは無理だよ、登れないよ~」というので、僕は先に進んで見たかったので「じゃぁ、すぐそこの角まで行って様子を見てくるねっ」といって、登っていきました。



雪の上をずかずかと歩いていき、最初は不安だったけど慣れるとそんなに滑るほどではないし、わかなちゃんにOKサインを出して、登ってきてもらいました♪

凍りついた階段
左の写真は、わかなちゃんが最近買った iPhone で、僕の後姿を撮影したものです。頑張って登っています


そして、どんどん上に登るにつれて道も雪に埋もれて見えづらくなり、斜面も少しづつ急になってきました。わかなちゃんが、これ以上先に行くのは怖いというので、僕が少し上まで登って様子を見てきたところ、さらに傾斜がきつくなって滑りやすくなっているみたいだったので、とりあえず、以下写真の場所を僕たちの山頂ということに決めました



雪がなければなんてことのない普通の山道なのですが、雪がある分、滑りやすくなっているため、ここで無理をすることもないと思い、ここから下山を開始しました。アイゼンやスノーシューの類を購入して、準備を万端にしてからこういった山にまた挑戦したいなと思いました☆

思いがけず、プチ雪山の練習もできて、少しだけレベルアップした気分になれました。雪の上を登るのは、最初はちょっとだけ怖いのですが、慣れてくるとそんなに怖さも感じなくなっていました。

最後は、林道を回り、周回するようにして袋田の滝へと戻ってきました。下山後にお土産を少し買って、串団子を買ったお店で、今度は「きのこうどん」を食べたのですが、とても美味しかったです。特に、きのことだし汁が美味しくて、個人的に「1番うどんのうまい店」と認定させていただきました(笑)。店員さんも良い人揃いで、好感がもてます♪ 「双葉」というお店です。袋田の滝周辺にあるので、探せばすぐに見つかるでしょう。

ゆず味噌のお団子
手打ちそば・うどんの店「双葉」


ご飯も食べてお腹いっぱいになったところで、駐車場へと帰路につきます。その途中、先ほど登った月居山が遠くから見えていました。筑波山のように山が2つあり、おそらく左側の山が僕らが勝手に山頂と勘違いした山。そして、右が本当の月居山の山頂になるかと思われます。ほとんど同じ高さの山なので、どっちが山頂なのか初めて行った人にはわかりづらいですね。



駐車場につき、そこから「月居温泉 滝見の湯」という温泉で汗を流します。料金は、350円と破格の安さ。その分、温泉自体は小さく、アットホームな雰囲気になっており、来客も高齢者ばかり。おまけに、男子風呂はガラス窓から覗けてしまうというお粗末ぶりだが、単に汗を流すという目的だけならこれでも必要十分なのだ。

設備がしっかり整っていて値段が1000円を超える温泉よりも、設備はそれほど整っていないが価格を必要最小限に抑えてくれている銭湯のほうが、実はありがたかったりするのだ。

お風呂に入り、きれいさっぱりになったところで家に帰りました。わかなちゃんは、行きと同じように出発後20分ぐらい経った頃に睡眠モードにはいり、さらには寒いとかいいだして、買ったばかりの寝袋の中で寝ていました(笑)。

1時間ぐらい運転したところで、わかなちゃんがむっくりと起きはじめ、「この寝袋、いいわぁ~。全然寒くないよぉ」とおっしゃっていました。僕は心の中で「ひとりだけゆっくり寝てていいないいな」と思っていました(笑)。

以上、袋田の滝の山行記録でした。

とっても楽しい1日になり、僕もわかなちゃんも大満足でした

また機会があれば、一緒に山に行きたいです。

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